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足が痒い=水虫 とは限りません

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公開日:
2015年04月06日

4月になり、徐々に暖かくなってまいりました。
暖かくなると増えてくるのが水虫ですが、
皆様水虫にどのようなイメージをお持ちでしょうか。

足が痒くなる、難治性、蒸れると出る、うつる、、といった印象でしょうか。


よく長年足が痒くて水虫の塗り薬を使っているが治らないとおっしゃる方がいますが
その大半は水虫ではありません。

その理由として、足の水虫は塗り薬がよく効くので治ります。
少なくとも数ヶ月塗って治らないということは滅多にありません。

ただ、爪に水虫が入り込むとこれは治りにくいです。
よく効く薬でも半年〜1年以上かかります。


足に水虫がいるかどうかは見た目だけでは診断不可能です。
顕微鏡で確認する検査が必要になりますが、
すでに水虫の薬を使っていると菌がいなくなっていることが多いため診断できません。


そのような場合は湿疹の塗り薬に変えてみてよくなるかどうかが重要になります。
実際、足のかゆみの原因は湿疹のことも多く、汗で蒸れてかゆくなることもありますので
発症時期や場所がまるで水虫のような経過のこともあります。


長期間水虫の治療をしているが治らない、かゆみが繰り返す、といった方は
一度水虫の治療から離れてみるとすぐに治ったりしますので
水虫と思い込まず、気分をかえて受診してみてください。


また、足の裏のカサカサを水虫と思って来院される方も多いですが、ただの乾燥がほとんどです。
しっかり保湿すれば改善しますので、まずは検査で水虫かどうか調べましょう。


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